「医療 パラレルワーカー」の挑戦

「医療をもっと身近に」を理念に地域で生きる医療従事者として日々想うこと。

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医療の常識:妊婦にレバーは悪いのか!?

医療の常識シリーズです

はい!!

こんにちは!

 

みなさんに告知していたように

医療の常識シリーズ第一弾ですが

「妊婦にレバーは良いのか!?」

というテーマで考えていきます。

妊婦さんと貧血

妊婦さんにレバーを勧めるとか

そんな話をする前に

なぜそもそも

何故、妊婦さんとレバーなのよ!?

って話ですよね。

 

妊婦さんは

お腹に赤ちゃんがいるので

もちろん

血液が増えます!

 

それはお腹の赤ちゃんに

栄養を運ぶためであります。

 

うーーん。

 

ここまでだと

そこまで

貧血とかについて繋がりませんよね。

だって

血液量が増えたのなら

結果的に貧血になりにくく

なりそうじゃないですか!?

 

否!!!

 

なりやすくなるんです!

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何故妊婦は貧血になるのか!?

妊娠中は血液量が増えます。

それは紛れもない事実です。

 

しかし、その際に多く増えるのは

血液中の血球ではなく

血漿と呼ばれるものになります。

 

ん??

血漿ってなんぞや!?

 

 

血漿とは簡単にいうと水分です!

なんと、約91%が水成分で残りはタンパク質などです。

ほとんど水です!!

 

血球は赤血球や白血球になります。

主に血球が栄養素や酸素を運搬するときに

必要ですので妊婦の血液量が増えたからと言って

鉄分が多く流れているわけではないんですね。

 

多くは血漿=水分となってしまうので

血液が薄くなっている状況となり

その結果

「貧血」を起こしやすく

なってしまうのです。

 

貧血になったら鉄分補給

はい。

貧血になったら

鉄分補給をしなければなりません。

 

ここ最近では

鉄分を含んだ錠剤タイプの

健康食品をドラッグストアなどで

目にします。

 

しかし、副作用などがある場合もあり

多くは食事の中で鉄分を

取り入れることが望ましいとされています。

 

そんな中、貧血の際には

レバーは鉄分が多く含まれているため

食べなさい!!

と言われたことや

言ったことはありませんか?

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レバーの落とし穴

レバーには確かに

鉄分が多く含まれています

実は危険と

隣り合わせだったのです。

 

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レバーを食べることで

奇形の確率や死亡率が上昇するという結果

出ているのです。

 

それは何故か。

有識者達は

レバーの成分を調べていくことになりました。

 

すると驚くべきこと

判明したのです。

 

研究データ

レバーと奇形、死亡の関係を

調べた結果がこちらになります。

 

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はい!!

この結果を見る限り

レバーの量が多くなると

必然的に奇形率や死亡率が

上がっています。

 

でも実は

ここで気づいて欲しいこと

あるんです! 

 

レバーの真実

レバーの油脂のみを食したマウスは

奇形、死亡率共に高いですが

油分を取り去ってある

脱脂レバーについては

その率が明らかに減少していたのです。

 

この研究により

レバーの油にビタミンA

が多く含まれており

奇形などを発生させやすいということ。

そのため油を抜いた脱脂レバーは比較的安全

という結果がわかったのです。

 

 

結論

妊婦にレバーは良いのか?!

ということについては

レバーの油分は危険性が高く

脱脂レバーであれば

食べても比較的安全。

ということです。

 

妊婦さんが貧血傾向にあると

いうだけで

無闇やたらと食材を進めては

いけないということですね。

 

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このように

皆さんが良いと思って実践していることが

医学の研究では

あまり良くない場合があります。

またその逆もあるでしょう。

 

SNSや情報で溢れた

社会だからこそ!!

そんな常識の差を

しっかりとした知見をもとに

紐解いていく

医療の常識シリーズ。

 

こんな感じで適宜展開していきますので

よろしくお願いいたします!

 

NPO法人 地域医療連繋団体.  Needs

代表理事 伊東 浩樹

 

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