「医療 パラレルワーカー」の挑戦

「医療をもっと身近に」を理念に地域で生きる医療従事者として日々想うこと。

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子供の病気対応マニュアル【皮膚疾患編】※医師監修

はじめに

現代社会において

医療や事故、災害によって沢山の命が失われています。

 

失われなくとも

その一生において深い傷を残すことがありますよね。

そんな中、日頃子供と過ごす中で

今が本当に奇跡的なんだと感じることが多くなりました。

 

ものすごい確率で命が宿り、誕生して

ものすごい確率で生きることが出来る。

 

それはそれはすごいことです。

医療、福祉の現場で働いていると

より一層痛感することが多くなってきました。

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僕が医師や薬剤師らとNPO法人を設立した理由は

医療を沢山の方へ身近に感じてもらいたい。

何かあった時に自分たちで

まずは慌てずにしっかり対処してほしい。

そうすることで助かる命は

沢山あるんだ。

という思いからでした。

 

今、幼稚園〜大学までの子供達や保護者へ

医療に関する講演会などを実施していますが

僕自身も、聞いてくださる方も

常に不安を感じて生きていることが最近わかってきました。

そのためにまず医師会や行政とこちらのアプリに

関わらせてもらった経緯もあります。

www.hiroki12.com

 

僕らNPO法人Needsには小児科医もおりまして

上記アプリケーションとは別に

マニュアルをオリジナルで作成して

活用してほしいと思っていました。

 

そういった想いから作成した

マニュアルをこれから公開していきますので

お子さんや周りの子供達に

何かあった際は是非活用してください。

 

一人でも多くの方の不安が解消しますように・・・。

また、疑問点あれば個別対応可能です。

いつでもコメントください!

前置きが長くなりましたが

今から掲載していきます!

対応マニュアル第1団【皮膚疾患編】

これからの季節は

皮膚疾患が多くなる可能性もありますので

こちらから作成したものを掲載していきます。

 

なお、情報に関しては医師会や厚生労働省

そして僕らNPO法人の医師達の見解にて記載しております。

エビデンスに沿って記載しておりますが

全て当てはまるとは限りませんので

必要に応じて医療機関の受診をお願いいたします。

※以下疾患情報には画像があるものもあります。

 苦手な方は閲覧しないようお願い致します。

アトピー性皮膚炎について


★乳児では2ヶ月以上、それ以上の年齢では6ヶ月以上持続する慢性的な湿疹です。
★発症のきっかけは「皮膚のバリア機能が低下」です。
乳児期での特徴は、はじめに顔や頭部に症状が現れ次第に身体へ拡がっていきます。
 小児期での特徴は、全体的にドライスキン(乾燥肌)が目立ち首や肘・膝などの関節
   にできやすくなります。
★悪化の原因には
 ①食品(鶏卵、乳、小麦など) 
 ②汗 
 ③乾燥 
 ④物理的な刺激(石鹸やタオル・洋服等) 
 ⑤ダニやほこり・動物等の環境性アレルゲンが挙げられます。
★治療の基本は、
 ①原因・悪化因子を探し、対策をする
 ②スキンケア
 ③薬物療法の3つです。
❏スキンケア
 入浴、シャワーにより皮膚を清潔に保つことが必要です。(※温度はぬるま湯程度)
 1日のシャワー回数は、夏季で2回以上、冬でも1回以上必要です。
 洗い方は、石鹸をしっかり泡立てて手のひらで洗うようにします。
(※タオルやネットでは洗わない)
 入浴後15分以内に、保湿剤や治療薬を速やかに塗ることをおすすめします。

❏お薬での治療
 軟膏を塗る部位で、お薬の吸収の度合いが異なってきます。
 また、かゆみや炎症を止めるステロイドには強弱がありますので
 症状に合わせて使い分ける必要があります。

    

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  ※少なからず多からず、上記画像の量を心がけてください!!
❏その他
 室内を清潔に保ち、適切な温度・湿度を保つ。
 睡眠時間を十分に取る。
 アレルギーの不安から食品を制御しすぎることによる栄養障害に注意する。 


とびひ(伝染性膿痂疹)について

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★虫刺されや、あせもを掻いたりした後に
 細菌が入り込んでしまうことが原因で起こり、人にうつる感染症です。
★赤い湿疹→水ほう形成→膿をもつ→やぶれる。
 その部分を掻いた手で他の部分を触ると、
 あちこちに拡がってしまいます。
★特に、夏場になると、急速に増えて周囲の皮膚に広まっていきます。
★疑わしいときは受診しましょう。
★日常生活で気をつけること
 ①かゆみがある部分を触らないように注意して、爪を短くきるようにしておく。
 ②皮膚を清潔に保つ(こすらず、泡で洗い、よく流す)
 ③タオルや衣類は共用しない。
 ④鼻には様々な細菌が常住しているので、触らないようにする。
 ⑤プールや水泳は治るまでは、入らないように。

じんましん

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★皮膚の一部が突然赤く盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡形なく消える発疹です。
通常は、数十分から数時間以内に収まります。
★原因としては、食べ物アレルギーや物理的刺激など多岐に渡ります。
★蕁麻疹の治療としては、かゆみを抑えるために、抗ヒスタミン薬の内服を行います。
★日常生活で対処できること
 ①患部を適度に冷やすこと。
 ②飲み薬で収まらない場合は、ステロイドの塗り薬もありますが、
  一週間以上は使わず、決められた範囲を超えて塗らないようにすること。
 ③過労やストレス、睡眠不足にならないように心がける。

 

水いぼ(伝染性軟属種)

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★ボックスウイルスが原因で、かゆみや痛みはありません。
★イボを潰すことで、ウイルスが拡がり感染します。
 プールで使用するタオルや水着・ビート板から感染しやすいです。
★登園・登校に関する「出席停止の必要はありません」

 

※以下その他お役立ち知識


●食品アレルギーの覚え方●

「こ た ち ら か え そ」

こ:こむぎこ

た:だいず

ち:ちち(牛乳)

ら:らっかせい

か:かに

え:えび

そ:そば

 
元気がない・機嫌が悪い

「機嫌が悪い」

①:泣き方が激しい(強い)状態
②:食欲・意欲が低下している状態
③:泣き方が弱くなる状態
④:意識まで悪くなっている状態

下に行けばいくほど
緊急性が高いものになります。

「泣き方が弱い」「意識が悪い」と感じるときは
 重篤な感染症が考えられることがあります。
 早めの受診を考えましょう。

 

家庭でできる簡単なチェック表

✿基本✿

泣き方の強弱を確認!!!

・つよい:なるべくあやして様子を、観察して下さい!
   どうしても泣きやまない時は、受診をしてよいでしょう。

・よわい:すぐに受診して下さい。
    重篤な感染症の場合は、泣き方が弱く
    ぐったりしていることが多いです。


外から見えない部分を確認!!

「おむつや便を確認」して下さい!

・炎症が起きていない?(おもに、股の付け根)

・便の状態は
□便が2.3日でている?
□便が固くてころころ?逆に下痢便?

□血便はでていない?

「たべる」「ねる」「あそぶ」子供らしいことが出来ているか確認!!

 このうち1つ以上が出来ていなくて理由がわからず
 不機嫌な場合は、受診の基準になります。


✿応用✿

□こどもの「色」=「顔色」

あかあお・しろの場合は受診が必要です。

 

あか:重篤なアレルギー症状の可能性があります。
あお・しろ:危険な状態のサインである可能性があります。

□こどもの「うごき」

目線が合っていなかったり
痙攣していたり、逆に動かす意欲が無い場合は受診が必要です。

□こどもの「音」

「ヒューヒュー・ゼェゼェ・ハァハァ」と呼吸が苦しそうにしていませんか?
声がかすれてよく聞こえないのも危険なサイン。

 

まとめ

子供の病気対応マニュアル第1団は

いかがでしたでしょうか?

こちらを呼んで少しでも

症状が現れた時などに

自身で落ち着いてお子様の体調を把握出来ることに

役立てばと思います。

 

また、冒頭でも書いておりますが

全てが当てはまるとは限りませんので

お子様の命を守れるのは身の回りの大人達です。

心配事があれば遠慮せずに

すぐに医療機関を受診してくださいね。

 

次回は「鼻血」について掲載できればと思います。

よろしくお願いいたします。

 

NPO法人 地域医療連繋団体.Needs
伊東 浩樹

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