「医療 パラレルワーカー」の挑戦

「医療をもっと身近に」を理念に地域で生きる医療従事者として日々想うこと。

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子供の病気対応マニュアル【異物誤飲編】

病気対応マニュアル

前回対応マニュアルは「皮膚疾患」でした。

www.hiroki12.com

今回は動き出しが盛んになる時期に

気をつけて頂きたい「異物誤飲」

ついてまとめていきます。 

異物誤飲対応マニュアル

★.気道に詰まらせて窒息している場合は

子どもを下を向かせた状態で、背中(肩甲骨の中間あたり)を手のひらで数回強く叩きます。

 

★.意識がない、苦しそうな呼吸をしている、顔が蒼白いけいれんしている、ぐったりしている、こんな場合はすぐに救急車を呼びます。

【なぜ⇨救急に対応しないと命に関わる危険があります】

 

1.ボタン電池、磁石、鋭利なもの、灯油、ガソリン、ベンジン、除光液、農薬、殺虫剤、ネズミ駆除剤を飲んだ場合はすぐに救急車を呼びます。できれば、飲んだものと同じものを持って来てください。

【なぜ⇨重篤な症状になる場合があります。

特にリチウム電池は緊急摘出が必要です。】

 

2.咳き込んだり、声がかすれたり、ゼーゼーヒューヒューした呼吸、吐く、下痢、腹痛などの症状がある場合はすぐに病院を受診します。
【なぜ⇨早急に医療的処置が必要な場合があります】

 

3.上記1以外の異物を誤飲した後に、特に上記の症状がない場合は飲んだものと同じものを持って、病院を受診し相談します。

【なぜ⇨飲んだものによって、胃や消化管などを損傷する危険があります】

 

※異物誤飲は飲んだものによって対応が違います。

※飲んでしまったもののラベルなどに書いてある注意事項をよく読みましょう。

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吐かせてはいけないもの

 ・石油製品(灯油、マニキュア、除光液、液体の殺虫剤など)

 ・容器に「酸性」または「アルカリ性」と書かれている製品(漂白剤、トイレ用洗浄剤、換気扇用洗浄剤など)

 ・防虫剤の樟脳(しょうのう)、なめくじ駆除剤など

【なぜ⇨気管に入ると肺炎を起こしたり、食道から胃にかけての損傷をよりひどくしたり、けいれんを起こす危険があります】

 

何も飲ませてはいけないもの

 ・石油製品(灯油、マニキュア、除光液、液体の殺虫剤など)

 ・たばこ、たばこの吸殻

 ・防虫剤(パラジクロルベンゼン、ナフタリン、樟脳(しょうのう))

【なぜ ⇨ 吐きやすくなり、吐いたものが気管に入ると肺炎を起こしてしまう。体に悪いものが体内に吸収されやすくなってしまう】

 

水を飲ませた方がよいもの

 ・容器に「酸性」または

「アルカリ性」と書かれている製品(漂白剤、トイレ用洗浄剤、換気扇用洗浄剤など)

 ・界面活性剤を含んでいる製品(洗濯用洗剤、台所用洗剤、シャンプー、石けんなど)

 ・石灰乾燥剤、除湿剤など

 【なぜ⇨誤飲したものを薄めて、粘膜への刺激をやわらげます。無理なく飲める量にとどめます。(コップ一杯程度(120mL)】

 

※異物誤飲は、飲んだものによって対応が違うため、異物の特定が重要になります。

  飲んだものと同じものを病院に持参しましょう。

誤飲は予防が大事です

・子どもが口に入れてしまいそうな物は

    子どもの手の届かないところに

     置いておきましょう。

・ピーナッツなどの豆類やキャンディー

    グミやこんにゃくゼリー

   餅や団子などは窒息を招きやすいため

   なるべく食べさせないようにするか

   小さく食べやすくして与えましょう。

 

子供を守るのは

親や周りの大人たちの責務です。

こうしておけばよかった」

などの事態にならぬように

日頃から注意しておきましょう。

 

また、もし子供が誤飲した際は

このマニュアルを覚えておいて

慌てずに対応するようにしてください!

 

NPO法人 Needs

伊東 浩樹

(⬇︎Twitterです⬇︎)